家系図を作る想い
2024年6月4日
家系図を作らせていただく中で、様々なお客様のご意見やご感想をいただくことがあります。
その中でもよく耳にするのが「もっと早く作っておけばよかった」というご意見です。
先日家系図を納品させていただいたお客様とお話した際のお言葉でした。
この方は昭和25年前後のお生まれの方で、個人差はありますが
同じくらいの年齢の方だと平均して3~4代ほど前のご先祖が判明しています。
この方の場合も4代前のご先祖のお名前までは確認できたのですが、
その先のこと、またその周りのご兄弟のことなどを知りたかったご様子でした。
弊社は戸籍を読み解き家系図を作成する事務所なので、
戸籍からわかる情報は隈なくお伝えすることはできるのですが、
それ以上の情報は戸籍が残っていない限りは知り得ることはできません。
このお客様からの話では
「家系図を作ってもらったことで、本家とのつながりがわかってきた。
その中に何年か前までは生きていた年寄りがいたから、
その時にわかっていたら、話を聞けたのに」とのことだったのです。
戸籍に載っている情報は当時を知るうえで、必要で大切な情報ではありますが、
人から人へと伝わる情報もまた、戸籍だけでは知ることのできない貴重なものです。
家系図を納品して作ってよかったとお喜びの声もいただけたのですが、
もう少し早く作れば、知り得なかったことに出会えたかもしれないということは
悔やまれてなりませんでした。
ただ、こうも思ったのです。
私たちが今ここで知りたい情報は、数十年数百年先に私たちの子孫が知りたい情報なのかもしれないと。ここで当たり前に生活しているこの状況でさえ、その状況を知り得るすべがない未来には
大切な情報に変化しているのではと思ったのです。
「自分のルーツをたどりたい」「ご先祖のことを知りたい」というのが
家系図を作る大きな理由の一つだと思います。
そこに「子孫のために今の情報を残しておく」という想いもまたあってもいいのかもしれません。
「遡る家系図」から「未来へつないでゆく家系図」へ。
家系図が、そんな想いで残されていけば家系図作りに携わる私たちも嬉しい限りです。
以前の記事でもお伝えしたように、戸籍には「保存期間」が定められています。
その保存期間も現在の法律では…というお伝えしかできず、
ここから先の法律の改正などによっては
現在の戸籍がいつまで残っているかというはっきりした確約ができないというのが現状です。
家系図を作る想いは人それぞれだと思いますが、その想いをぜひ
私たち「家系図制作のファミリーリレー」にお手伝いさせてください。
無料のパンフレットを差し上げております。
まずはお気軽に資料請求をお待ちしております。