「家系図」を作ってみませんか

2023年4月20日

家系図制作ファミリーリレーのブログをお読みいただき

ありがとうございます。

家系図は必要だろうか、何のために？

と考える方もいらっしゃるでしょう。

どこかに提出したりするものではないし

日常生活に必要不可欠というものではないのかもしれません。

ただ、家系図作りに携わっているわたしたちが思うことは

「家系図は面白い」そして、

「作ることで少しだけ心を豊かにしてくれる」ということです。

これからいくつか家系図を作る理由とメリットなどをお話していきます。

家系図に少しだけ興味を持たれている方も

まったく興味がない方も、なにかのきっかけになればいいなと思います。

ご両親やおじい様おばあ様へのプレゼント

定年や、還暦、古稀、米寿など、人生の節目のお祝いとして
家系図を作るという方も増えてきていらっしゃるようです。
家系図を作って家族や親せきなどで見ていると
ご両親やおじい様おばあ様にとっては懐かしい名前が並ぶことになるでしょう。
そのような名前を見ていると、話が尽きなかったり
今まで聞いたことのなかった昔話が出てくる、なんてこともあるでしょう。
形として家系図を残すということはもちろん
みんなで家系図を囲んで団欒する時間こそも
１つのプレゼントなのかもしれません。

子孫に残すため

家系図は一度作ったら終わりではありません。
作ったところから過去と未来にのびていく
そこから始まっていくものであってほしいと思います。
自分につながるご先祖のこと、
そして自分が大切にしてきた家族の歴史は
子や孫、その先までずっとずっと続いていくのです。
今我が子や孫に、自分の歴史をどれだけ伝えることが出来ているでしょうか。
ご自身のルーツはその方のお子様のルーツと同じです。
「あなたのご先祖さまにはこんな人もいたのよ」と話をしたり
家系図を作って子供たち自身のルーツを残してあげることも
素敵だなと思います。

自分のルーツを知るため

例えば、家系図を作ろうと思ったことがない。という人でも、
自分のルーツ、自分は誰なのか、一体どこから繋がっているのだろうか
ということは本能的に興味がわくものではないでしょうか。
ご先祖が明らかになることは、すなわち自分のルーツが明らかになることです。
沢山のご先祖がいて、そこから繋がり今の自分がいるということを確認する手段として
家系図を作るという方法があります。
根源、起源、祖先。などの意味を持つルーツという言葉。
自分のルーツ。勿論はじまりのはじまりまでを辿れる訳ではありませんが
今まで知らなかった新しい発見や歴史を知ることが出来ます。
自分がどこに根付いているのか、
どのような関係性のなかで生きているのかを考えることで
自分自身の存在の大切さを再確認できるのではないでしょうか。


　

少し前に自分の戸籍を紐解いて分かったことをたよりに
ご先祖のことなどを祖母と話をしてみました。
こんな名前の人がいたでしょう、この人は養子縁組していたのだね、
話をしていると普段は聞き役の祖母が饒舌にいろんなことを話しはじめました。
懐かしそうに、嬉しそうに…
祖母のこんな姿を見られたことを嬉しく思うと共に、
数年前に亡くなった祖父のことをぼんやり考えました。
祖父ともこんな時間をもちたかったなと寂しさも少し。


もし少しでも家系図に興味を持っているなら…
「いつか」ではなく、少しでも早く手に取っていただけたらと思います。